「車のタイヤ交換くらいは自分でやりたいな〜」と考えている人も多いと思います。
そこで今回は実際にインパクトレンチでタイヤ交換する様子を画像で見せながら、交換方法とポイントを解説していきます。
インパクトレンチで車のタイヤ交換する方法
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タイヤ交換に必要な工具一覧
インパクトレンチでタイヤを交換する時に必要な工具が下記になります。
簡単に各工具の使用用途を解説しておきます。
インパクトレンチ本体
今回はmakita(マキタ)のインパクトレンチ「TW281D」を使用します。
現在、TW281Dは廃盤となっており、購入は難しいため後継モデルである「TW700D」がオススメです。
ただし、基本的にmakita(マキタ)のインパクトレンチであれば、どのモデルでもタイヤ交換は可能です。
バッテリー(電圧18V)
車のタイヤ交換をインパクトレンチで行う時は電圧が18Vのバッテリーがオススメです。
もしバッテリーの電圧が小さいとパワー不足になり、ホイールナットの取り外しが出来なかったり、取り付けが緩くなったりするので事故の原因になる可能性があります。
そのため、出来るだけ電圧が大きいバッテリーを使うようにしてください。
ホイールナットに合ったソケット
ホイールナットは車種やメーカーによって大きさと形状が下表のように異なります。(例外もあるので参考程度に!)
メーカー別 | 形状 | ネジサイズ | 六角サイズ |
---|---|---|---|
トヨタ・レクサス | 平面座 | M12xP1.5 | 21mm |
ホンダ | 球面座 | M12xP1.5 | 19mm |
日産・スバル・スズキ | テーパー座 | M12xP1.25 | 19mm |
三菱・マツダ・ダイハツ | テーパー座 | M12xP1.5 | 21mm |
しかし、ほとんどの日本の自動車はホイールナットが「19mm」か「21mm」であるため、19mmと21mm用のソケットを準備すれば大丈夫です。
形状は若干違いますが、ソケットサイズが一致していればホイールナットを取り外すことも取り付けることも出来るので、あまり気にしなくても大丈夫です。
Amazonやホームセンターには下のような便利なソケットセットが売っているので、もしも手元に無い場合はそちらを購入すると便利です。
ガレージジャッキ
次に必要な工具は車体を持ち上げるガレージジャッキです。
車体さえ上がればどんなガレージジャッキを使っても良いですが、他の用途も考えると出来るだけパワーが大きいガレージジャッキがオススメです。
トルクレンチ
ホイールナットの取り外し&取り付けにはTD172Dを使いますが、インパクトドライバーだけではパワーが足りない時があります。
普通自動車は最適なトルクが約100~120N・m、軽自動車であれば約80~100N・mなので、最適なトルクになるまで調整します。
ガレージジャッキで車体を上げる
車のタイヤ交換に必要な工具を揃えたところで、さっそくガレージジャッキで車体を持ち上げましょう。
ガレージジャッキを配置するオススメの位置は車種にもよりますが、軽自動車の場合は下画像の位置に配置すると左右のタイヤが均等に持ち上がるのでオススメです。
実際にタイヤが持ち上がると下画像のようになります。
また、車体を持ち上げた際にタイヤを車体の下へ入れておくと、もしもガレージジャッキが急に壊れた時に手や工具を挟んでしまうリスクを減らすことが出来ます。
安全に配慮しておいて損はないので、参考にしてみてください。
これでタイヤが持ち上がったので、インパクトレンチでタイヤ交換が出来ます。
インパクトレンチでタイヤ交換
まずはインパクトレンチにソケットを付けます。(今回は19mm用ソケット)
あとは、インパクトレンチを「強モード」に設定し、左回転させてホイールナットを取り外していきます。
ホイールナットは六角形であるため、左手を添えて上手くソケットとナットがハマるように調整してください。(でも、左手を巻き込まないように注意!)
インパクトレンチのトリガーを強く引かなくてもホイールナットは外れるので、「軽くトリガーを引く→だんだん強くトリガーを引く」の流れで作業をしてください。
また、ホイールナットを取り外す時は下画像のように対角線上にあるナットから優先的に取り外してください。
これで上手くホイールナットを外せればタイヤ交換は簡単に終わりますが、ホイールナットによっては固すぎて外れない場合があります。
そんな時は一旦タイヤを地面に付け、レンチでホイールナットを緩めてください。
ホイールナットを緩めた後、車体を持ち上げてから再度インパクトレンチでホイールナットを取り外してください。
全てのホイールナットを取り外すことが出来たら、タイヤも取り外します。
その後、新しいタイヤを車体へ取り付け、ホイールナットを手で軽く締めておきます。
手で軽くホイールナットを締める時も対角線上にあるナットを優先的に締めてください。
インパクトレンチでナットを締める
タイヤを交換したら次はインパクトレンチを右回転に設定し、ホイールナットを締めていきます。
この時も対角線上にあるホイールナットを優先的に締めてください。
全てのホイールナットを取り付けた後、車体を下ろし、トルクレンチで確認を行います。
もしホイールナットが緩いと事故の原因になるため、必ず適切なトルクで締まっているのか確認して下さい。
トルクレンチでの確認が終わったら、インパクトレンチを使ったタイヤ交換は完了です。
「インパクトレンチを使ったタイヤ交換」のまとめ
インパクトレンチでタイヤ交換するために必要な工具は下記の通りでした。
最近はDIY用にインパクトレンチを購入する人も増えたので、持っている人は節約のためにも自分でタイヤ交換をしてみてはいかがでしょうか。