【この記事から分かること】
- インパクトドライバーを使って金属や木に穴あけする方法
- 18Vと40Vのインパクトドライバーで穴あけの比較
- 金属の穴あけに使う鉄工キリの選び方やオススメポイント
DIY中に「金属へ穴を開けたい」と思うことは少なくないと思います。
この記事ではDIY初心者にも分かりやすいように、実際にインパクトドライバーを使って金属に穴あけしている画像を見せながら、方法やポイントについて解説していきます。
インパクトドライバーで金属に穴をあける方法
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まずは必要な工具を用意
インパクトドライバーで金属や木に穴あけする時に必要な工具が下記になります。
- インパクトドライバー本体
- バッテリー
- 鉄工キリ(木の場合は木工キリ)
簡単に各工具の使用用途を解説しておきます。
インパクトドライバー本体
今回はmakita(マキタ)のインパクトドライバー(TD002GとTD171D)の2台を使って比較しながら金属に穴を開けていきます。
TD002Gは40Vのバッテリーを搭載した最新モデルのインパクトドライバーになります。
後述しますが、40VのバッテリーであればDIY初心者でも簡単に金属へ穴を開けられるのでオススメです。
もちろん信頼できるメーカーのインパクトドライバーであれば、18Vのモデルでも金属に穴を開けられるので手持ちのインパクトドライバーでも大丈夫です。
バッテリー
バッテリーは各インパクトドライバーに対応した製品を利用すれば大丈夫です。
金属へ穴を開ける作業はインパクトドライバーの馬力も必要になるため、可能であれば値の大きいバッテリーがオススメです。
この記事ではTD002G用の40VバッテリーとTD171D用の18Vバッテリーを使用します。
*40Vと18Vのバッテリーは形状が異なるため互換性はありません。(↓40Vバッテリー)
(↓こちらが18Vバッテリー)
鉄工キリ(木の場合は木工キリ)
インパクトドライバーで金属に穴を開ける時は「鉄工キリ」と呼ばれるアタッチメントをインパクトドライバーの先端に付けます。(職人の間では「鉄工キリ」ですが、商品名では「ドリルビット」が多いです。)
鉄工キリのサイズによって開けられるサイズも異なるため、自身の用途にあったサイズを準備して下さい。
ホームセンターやAmazonではセットで販売されているため、そちらを購入すると便利です。
鉄工キリはサイズが小さければ小さいほど折れやすくなるため、DIY初心者の場合はサイズが大きいもので作業した方が良いかもしれません。
また、木に穴を開ける時は木工キリを使うと、先端がビスのように尖っているためDIY初心者でもスムーズに穴を開けやすいです。
インパクトドライバーに鉄工キリをセットして準備
工具の準備が終わったら、さっそくインパクドドライバーに鉄工キリをセットします。
鉄工キリをインパクトドライバーの先端に差し込むだけで簡単にセット完了です。
そして、今回は40Vと18Vのインパクトドライバーで下画像にある鉄パイプや木材に穴を開けていきます。
インパクトドライバーで金属に穴を開ける
まずは馬力が弱い18Vのインパクトドライバーで鉄パイプに穴を開けてみます。
DIY初心者の場合は穴を開ける時にいきなり強い回転だと怪我をする可能性もあるため、最初はインパクトドライバーを遅めに回転させることをオススメします。
しっかりと手で鉄パイプを抑え、インパクトドライバーを当てることで穴を開けることが出来ました↓
穴を開けた瞬間に鉄工キリが勢いよく中へ入ってしまうと鉄工キリが折れたり、素材が傷ついたりするため、穴が開きそうなタイミングで少しインパクトドライバーを持ち上げた方が良いです。(難しいけど…)
次に40Vのインパクトドライバーで鉄パイプに穴を開けてみます。
こちらも簡単に穴を開けることが出来ました。
動画で見ると分かりやすいですが、職人が使用した場合であれば18Vと40Vどちらを使っても穴あけ作業にあまり差がありません。
しかし、DIY初心者の場合はインパクトドライバーの性能差が穴あけ作業にも大きく影響します。
実際にインパクトドライバーを使ったことが無いカメラマンに18Vのインパクトドライバーで穴あけ作業をしてもらうと、7秒ほどかかりました。(実際の様子はこちら)
一方で、40Vのインパクトドライバーを使用した場合は5秒ほどで穴を開けることができ、本人も「40Vのインパクトドライバーが楽だった」と言っていました。
たった数秒の差ですが、インパクトドライバーは使用機会が多いため最終的には大きな差になります。
そのため、DIY初心者の方は出来るだけ40Vのインパクトドライバーを利用した方が快適に作業を行えます。
鉄工キリで木にも穴を開ける
鉄工キリは金属用の製品ですが、金属よりも柔らかい木に対しても問題なく使用することが出来ます。
もちろん40Vのインパクトドライバーでも余裕で穴を開けることが出来ます。
少し余談になりますが、木材へ事前に穴を開けておくことでビス止めの仕上がりが綺麗になります。
特に木材の端をビスで止めると、下画像の赤丸のように木材が割れやすいです。
しかし、下画像のようにあらかじめキリを使って木材へ穴を開けてからビスを止めると、上画像の青丸のように木が割れず、綺麗な仕上がりになります。
DIY初心者でも簡単に綺麗なビス止めが出来るので、インパクトドライバーでキリを使用してみて下さい。
金属に穴を開ける時に気を付けて欲しい点
穴あけ作業中に気を付けて欲しい点を改めて書いておきます。
- インパクトドライバー用とドリルドライバー用の鉄工キリを間違えない
- 鉄工キリの先端に気を付ける
- インパクトドライバーの回転に舞い込まれないように注意
- 最初から回転を強くしすぎない
「インパクトドライバーの穴あけ作業」まとめ
インパクトドライバーで穴あけをするために必要な工具は下記の通りでした。
- インパクトドライバー本体
- バッテリー
- 鉄工キリ(木の場合は木工キリ)
DIYでインパクトドライバーを使用している人はぜひキリを使って穴あけ作業をしてみて下さい。
また、下の記事ではインパクトドライバーでタイヤ交換する方法について解説してあります。
タイヤ交換の費用を抑えられるのでオススメです。